2011年2月18日(金)〜22日(火) 翌日、地元の敬老会の皆さんとの交流会が開かれ、そこで化粧品やサプリメントをプレゼントした。博多の黒田如水庵・森社長から贈られたお菓子が配られると、皆さんとても喜んでくれた。 村長が心から感激の言葉を述べると、国際人権ネットワーク代表である緒方さんは「希望小学校を発展させることが、村を守ることになりますよ」と村長へ訴えた。 今回の訪問では朗報があり、5年生までだった小学校が6年生まで支援でみられるようになったのだ。 交流会では新江料理長のソーメンが振る舞われた。 私はみんなから離れて、アンコール・ワットのお堀の傍にお宅に伺った。8年前に亡くなったロンという少年の家である。 残念ながらロンは亡くなってしまったが、多くの子供たちがすくすくと育っていることは何よりである。 翌21日。私がもっとも好きなアンコール・トムの遺跡を訪ねた。 アンコール・トムは大乗仏教の遺跡で法華経を中心に栄えた街である。しっとりとして穏やかな雰囲気が漂う場所であり、残された仏像の表情も、ほとんどがおおらかに微笑んでいる。 ゆったり微笑むアンコール・トムの菩薩たち。 法華経を象徴する、妙法蓮華経の蓮華であるロータス紋が基底部にある。 塔の天井中心部には30cmほどの明かり取りがあり、そこから太陽の光が差し込んでいる。自らの胸中に光り有り、という法華経の象徴といえる。 南大門のほとりの風景は実に穏やかで、見ているだけで心安らぐ場所だ。 帰路につく途中、ロータスを売る素敵な少女たちと出会った。 |