あきるの美術工房主催の田渕隆三画伯が中心となって発行している季刊紙、「人間の港」。私も22号(2008年春号)の巻頭対談に参加させていただいたり、以前から田渕先生が仰っている「美の復興と生命の世紀」を目指す精神に、大い感銘させられた一人です。
文化と平和の縮図として美術・芸術が認められ、受け入れられる世の中を夢見て、実現のために一歩でも行動したいと願う―――この思いに賛同していただける方々と語り合える環を、さらに拡げられる担い手でありたいと、この場において「人間の港」を紹介させていただきます。
絵画(一つの平面)は、文化の全体であり、
文化の縮図として存在する。
平和の縮図として、最高の絵画が出現するかどうか。
満月とヒマラヤを照らす太陽のような、
人間の中にひそむ偉大な力を世に現わしたい。